発表技法 成果物をまねするのではなく工程をまねする
1.概要
発表は聴衆を対象にして演説や視覚媒体を用いる伝達である.
・発表には構造がある
・口で話す伝達である.文章で伝えるのと違う.
・発表の作業を工程として理解する
2.分析
発表は時間が軸である.空間が軸の文章とは違う.
・調査の出力を発表へ入力する
・400〜450音節/分という標準に従う
・調査の成果を洗い出す
3.設計
・粗筋を設計する.前置きは1スライドだけにする
・話題や話題群の性質に合う媒体を選択する
・スライド一覧で見直す
4.作成
・話題を,選んだ媒体の表現に具体化する
・話題を体言止めの話題文にする
・補足文は演説にまかせる
5.演説作文
発表は大勢へ一方的に伝える.返答がある会話と違って,話しの質や長さの欠陥の自己チェックが必要だ.
・敬語は使わない
・演説作文(speech writing)という技法を使う
・演説原稿ができれば時間は守れる
6.想定質疑応答作文
・即時性の要求される質疑応答も練習できる
・結論先行,反論の接続句,補足文3〜4行にする
・就職面接・FAQ作文にも科学的技法がある
7.練習
発表は人前で実演する.録画と違い事前練習が必要.
・時間測定,録音再生はコンピュータでできる
・「アー」「マー」「エート」を簡単に直す.
・視線交わしや身振りの練習をする
8.発表の実施
・外出着という万能の服装
・他人の発表を視聴し,質問する
・時間を把握して,予定時間に終わらせる
<http://www.w3.org/Talks/Tools/Slidy/>
W3C による、CSS + XHTML + JavaScript のプレゼンテーションツール。
ポジションとしては LaTeX + Beamer に近いが、
動的効果が得意で、数式が苦手。
フォントサイズを表示中に切替えられるのと、
エディタとブラウザだけで完結する、というのはありがたい。
LaTeX は処理系を用意しないといけないから……
(X)(HT)ML->PDF変換 Prince も。
Slidy はまだ印刷できないようだけど。
HTML 中 で数式を直接書く(JavaScript でクライアントサイドで MathML に変換する)
ASCIIMathML
pdfnup --nup 2x3 --delta "0 2cm" --frame true xxx.pdf
pdfnup は、pdfjam というパッケージにはいってる。
PDFファイルを生成する仮想プリンタ cups-pdf と組み合わせると、
けっこう柔軟に拡大縮小ができるっぽい。
<http://hosho.ees.hokudai.ac.jp/~shasegaw/presen_howto/index.html>
植物生態学的プレゼン。
表題スライドは
フォントサイズは40ポイント程度と大きくし印象を強くする。
さらに、可能なかぎり研究材料の綺麗で象徴となるような写真を配置したい。
「導入が大事」↓
導入部分がプレゼン全体に占める比率はかなり高い。
発表では「何をして」「どんな結果を得たのか」を述べることが大切である。
しかし、これら2つだけではほとんどの聴衆は納得しないはずだ。
「なぜそれをしたのか」、「どこが面白いのか」を導入部分ではしっかりと説明して聴衆が納得できるようにしたい。
User’s Guide to the Beamer Class, Version 3.01
が、長いが丁寧で参考になる。
ただし、対象バージョンがPortageで入るbeamerより新しく、機能がまだなかったりする。
コンパイルは通常どおりでよい。
スライドのPDF生成は
dvipdf presen.dvi
handout の生成はちょっとややこしい。
流れは、スライドのサイズ(カードサイズ?)から A4 への引きのばし、さらに複数ページの結合、という順序。
まずLaTeXのソースで
\documentclass[handout]{beamer}
として、アニメーションを停止。
dvips -P pdf -ta4 $1.dvi psnup -1 -W128mm -H96mm -pa4 $1.ps $1.0.ps psnup -6 -l $1.0.ps $1.1.ps pstops "1:0@.95(6mm,0mm)" $1.1.ps > $1.ps大きな紙に印刷し、
<http://www.miwie.org/presentations/html/>
LaTeX + PDF を中心に、プレゼン用のツールを網羅的に紹介。
<http://windom.phys.hirosaki-u.ac.jp/fswiki/wiki.cgi?page=LaTeX%A4%C7%A5%D7%A5%EC%A5%BC%A5%F3%A5%C6%A1%BC%A5%B7%A5%E7%A5%F3%A1%A6%A5%B7%A5%EA%A1%BC%A5%BA%A1%A7%A4%DE%A4%C8%A4%E1>
pLaTex 2e 配布に含まれる slides, seminar クラスを使ったスライド作成の方法。